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竹林再生にも繋がるSDGsな国産メンマの価値を、
一般消費者へ発信する大きな一歩に
<from buyer’s one>

  • 投稿日 : 2024/01/04
  • |
  • 最終更新日 : 2024/02/07

商品開発・改良支援の取り組み<buyer’s one>は
バイヤーと共にマーケットの需要を踏まえた商品作りに取り組める貴重なサービス。
売れる商品づくりの実現に向け、第一線で活躍する現役バイヤーが商品開発・改良から販路開拓までサポートします。
ブログでは、buyer’s oneに参加し商品開発や改良に取り組んだ事業者の声を、シリーズでお届け。
今回は、『㈱タケマン×自然食品F&F 薬膳メンマ』です。
buyer’s one/buyer’s roomについては https://buyers-room.com/ をチェック

原料の調達からこだわった独自製法のメンマで、全国のラーメン店から圧倒的な支持を誇るタケマン。
近年は、日本各地で見られる放置竹林の問題解決にも繋がるとして、地元糸島産の竹から作る国産メンマの製造にも力を入れている。
「buyer’s one」では、そうしたSDGsへの取り組みの親和性もあり、自然食品を扱うF&Fでの商品改良・販売が実現。
メンマの新しい可能性を追求し続けるタケマン代表取締役会長・吉野秋彦さんに、「buyer’s one」への参加がもたらした意義と可能性についてお聞きした。


①新商品の「薬膳メンマ」で、自然食品F&Fでの継続的な取引を実現


―――「薬膳メンマ」は2022年末の発売以来、コンスタントに売れているようですね

(㈱タケマン 代表取締役会長 吉野秋彦さん)
2022年夏の「buyer’s one」をきっかけに自然食品F&Fの谷井さんから声をかけていただき、新たに「薬膳メンマ」を開発。

2022年12月に初回300個、約15万円分を納品させていただき、現在も継続してお取引をいただいています。

最初は、「薬膳メンマなんて売れるのだろうか」という不安もありましたが、谷井さんが「まず売り場に出してみて、お客様の反応をみながらやっていきましょう」と結果を急がずに進めてくださったのがとてもありがたかったです。

販売個数は月間で50個程度ですが、弊社にとっては単純に売上という価値よりも、弱点であったBtoCの突破口になってくれているという価値が非常に大きいと感じています。

②BtoCを強化し、国産メンマの価値を日本全国へ伝えたい


―――「buyer’s one」に参加されたきっかけは何だったのでしょうか

(吉野さん)
弊社はメンマに特化した会社ですが、売り上げの9割はBtoBのお取引で、そのほとんどがラーメン店です。

コロナ禍では休業するラーメン店も多く、弊社も売上が3割以上減少。

そこで、ECサイトを立ち上げたり、直売店での販売を強化するなどして新たな販路を開拓してきましたが、メンマそのものの用途が限定的である上に若い世代への訴求が難しく、BtoCに関してものすごく弱い、という自社の課題も浮き彫りになりました。

国産メンマの価値を多くの人に伝えるためにも、第一線で活躍しているバイヤーさんのご意見を聞いてよりよいモノづくりにつなげられればと思い、参加を決めました。

③売り場での実績をもとに、薬膳×メンマで新商品を開発


―――「薬膳メンマ」は既存商品のブラッシュアップではなく、新商品ですね。どのように開発を進めたのですか

(吉野さん)
「buyer’s one」に出品した「純国産 糸島めんま」は、糸島産の孟宗竹を発酵熟成させて作る、希少なメンマです。

自社で竹林の整備から収穫、加工、販売までを一気通貫で行っており、放置竹林の問題解決にも貢献する取り組みとして近年力を入れています。

これに興味をもってくださった自然食品F&Fの谷井さんから、「うちで販売実績のよい『薬膳系』のカテゴリーで、国産メンマを使った商品を作ってみませんか」とご提案をいただき、「もちろんやります!」と二つ返事でお受けしました。

スピード感は弊社の強みでもあるので、依頼から1週間後には最初のサンプルをお送りして、商品開発がスタートしました。

原材料のタケノコそのものには薬膳の効能はないため、調味料で薬膳らしさを出すことにしました。

最初に思いついたのは生姜とニンニクでしたが、谷井さんから「薬膳系の素材を10種類くらい入れたい」という具体的なアドバイスを受けて、ナツメやクミン、クコの実、陳皮なども加え、黒酢を合わせてさっぱりと食べられる味に仕立てました。

また、谷井さんからはメンマの形状に関しても「粒々のみじん切りのような状態で」と指定があり、最初から「ご飯にのせて食べる」という商品イメージが頭の中で出来上がっていたのだと思います。

メンマのカットに関しては一番苦労したところで、大きすぎるとご飯との相性が悪く、小さすぎると何を食べているかわからなくなってしまう。

きちんとメンマの存在感を感じられつつ、おにぎりに入れてもポロポロとこぼれないサイズ感というところで、2mmのダイスカットに落ち着きました。

――商品開発を進める中で、とくに印象に残っているのはどんなことですか

(吉野さん)
「薬膳メンマ」のパッケージを作っているときのことです。

つくり手としてはついあれもこれもと色々な情報を載せたくなるんですけど、谷井さんから「お客様はそこまでしっかりとは見ないから、一目で伝わりやすいほうがいい」と指摘を受けて、自分も一消費者として確かにそうだな、と。

最初は使用している9種類の薬膳素材の画像を載せていたんですけど、手のひらサイズのスタンドパウチに掲載しても何の画像だか伝わらないので、最終的には写真をなくして文字だけのパッケージにしました。

売り場でのお客様目線で考えることの大切さを感じました。

④普通にしていては知り合えないバイヤーとの出会いが財産に


―――「buyer’s one」での成果を、今後どのように活かしていきたいですか

(吉野さん)
先ほども申し上げた通り、弊社は一般消費者との距離がすごく遠いというのをずっと課題として感じていたので、今回、F&F様を通じて一般のお客様に商品をお届けできた意義はとても大きいと感じています。

谷井さんもよく気にかけてくださって、売り場の中でどう製品の露出を増やしていくかなど、色々アドバイスをいただけるので本当に感謝しています。

さらに、普段接する機会のないバイヤー様との接点を持てたことや、審査会などを通じて間接的に弊社のPRに繋がったことも大変満足しています。

F&F様とは現在、ラーメンに合う新しいメンマを開発中で、試作に取り組んでいます。

荒廃した竹林の再生にも繋がる国産メンマの価値を日本中に広げるためにも、このご縁を大事にしながら「メンマって美味しい!」「面白い!」と感じてもらえる商品を開発していきたいです。

【プロフィール】株式会社タケマン 代表取締役会長 吉野秋彦さん

20歳から約7年間、食品メーカーにてメンマの製造・開発を担当。原料の竹の産地である中国の工場に勤務していた経験や知識を活かし、2013年にメンマ専門の製造販売会社として福岡・糸島で創業。「本気でめんまを作る会社」をスローガンに掲げ、カットや熟成、乾燥などタイプの異なる約60種類のメンマを開発。「お客様に寄り添った商品提供」をモットーに、メインユーザーである全国のラーメン店の意見を取り入れた商品を直販で届けており、有名ラーメン店主からの信頼も厚い。

株式会社タケマン https://mennma-takeman.jp/

聞き手・文:フードライター 笹木 理恵

飲食業界の専門誌の編集を経て、2007年にフードライターとして独立。
飲食業界誌・料理専門誌を中心に、雑誌・WEB等で執筆。
CANVAS 広報・メディア部門 パートナー。

笹木理恵 https://news.yahoo.co.jp/byline/sasakirie

商品開発・改良支援の取り組み<buyer’s one>は
バイヤーと共にマーケットの需要を踏まえた商品作りに取り組める貴重なサービス。
売れる商品づくりの実現に向け、第一線で活躍する現役バイヤーが商品開発・改良から販路開拓までサポートします。
ブログでは、buyer’s oneに参加し商品開発や改良に取り組んだ事業者の声を、シリーズでお届け。
今回は、『㈱タケマン×自然食品F&F 薬膳メンマ』です。
buyer’s one/buyer’s roomについては https://buyers-room.com/ をチェック

原料の調達からこだわった独自製法のメンマで、全国のラーメン店から圧倒的な支持を誇るタケマン。
近年は、日本各地で見られる放置竹林の問題解決にも繋がるとして、地元糸島産の竹から作る国産メンマの製造にも力を入れている。
「buyer’s one」では、そうしたSDGsへの取り組みの親和性もあり、自然食品を扱うF&Fでの商品改良・販売が実現。
メンマの新しい可能性を追求し続けるタケマン代表取締役会長・吉野秋彦さんに、「buyer’s one」への参加がもたらした意義と可能性についてお聞きした。

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