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「大丸松坂屋百貨店のバイヤーさんに
今後の展開を直接ご相談できた有意義な時間でした！」
＜from バイヤー個別相談会＞
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- 投稿日 : 2023/03/24
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- 最終更新日 : 2024/01/23
商品や販路開拓に関する自社の課題ついて、現役バイヤーに相談できる＜バイヤー個別相談会＞
ブログでは、参加した事業者の声やバイヤーのアドバイス内容を、ダイジェストにしてシリーズでお届けします。
第４回は『natural kitchen SAL×(株)大丸松坂屋百貨店 バイヤー 渡邉氏』です。
相談者とアドバイザー
相談事業者：natural kitchen SAL
アドバイザー：株式会社大丸松坂屋百貨店 バイヤー 渡邉 博文氏
相談者の課題
『販路に合わせた商品設計をしたい』
アドバイス内容
◆百貨店のギフトは冒険せず、見栄を張りたくなる市場
（相談者）
今回アドバイザーには『豆腐と米粉の濃厚なチョコケーキ』をご試食いただき、こだわった材料で丁寧に作られているので味はとても美味しかったとお認め頂けるような前提がありながらも、下記のようなアドバイスをいただきました。
- アレルギーなどを気にする方以外、ギフトは冒険せず見栄を張る市場。「これ高いよね！」とひと目で見てわかる高級感が大事。
- 有名ブランドの商品が売れる、というのがギフト市場なので、まだまだ商品を知らない新規のお客さまに選んでいただくというのはとても難しい。
- 狙う市場によってパッケージは考えるべき。百貨店向けに作るならばカットせず、目に見える重みを出すと良い。
- この商品規格、価格でいくならばターゲットは日常系、自家需要ではないか。生協でも人気が出そう。
- 贈り物となるとメインとなるのは２千円３千円台。自分のためならば普段節制して百貨店ではドーンと購入！というお客様が多い。
- 似たようなコンセプトでも百貨店で売れている企業もあるので、リサーチしてそこに近づけて行くのが近道。
- ギフトとするならば、高くても良いものならば売れるが、その場合は希少性や地域感、季節感がとても大事。
梅のグラッセなど地域らしさを加え、高級感を出して、お取り寄せ需要を狙うのも良いかも。 - 最近は少しギルトフリー系もいいかとやってみたが、結果は思わしくなく、やはり百貨店のギフトとなると罪悪感のある方が売れる。
◆ターゲットとするお客様に合わせた商品設計と売り方
（相談者）
ギフト市場をターゲットとするならば、「このケーキ美味しいね！」から入って、「えっ？グルテンフリーなんだ！」と驚いてもらうような、あえて高級感や地域性、美味しさを前に打ち出した先で、「実はグルテンフリーなんです！」という売り方を勧めたいです。
自家需要から始めるならば、健康やアレルギーを気にする方々にまずは食べてもらって、味を知り、価値を理解したお客様が「贈り物にしたいね！」と考えてくださるような流れが良いです。
これらの２パターンの売り方のご指導から、百貨店で販売するには知名度、販促が大事で、美味しいというだけではなく、ブランド力をつけていかなければならないことがよく理解できました。
現在、いただいたアドバイスを元に、スーパー向け、ギフト向けと市場に合わせたパッケージリニューアルの検討を進めています。
今後は商品の見せ方、PR、販促に力を入れていきたいと考えており、また商品が出来たらご連絡くださいと、アドバイザーの渡邉さんから言っていただき、連絡先交換ができたことは嬉しく、有意義な時間となりました。
バイヤー個別相談会に参加してみて
（相談者）
普段、相談できない百貨店のバイヤーさまとの時間はとても有意義でした。
ターゲットに合わせた販路の選定が必要なことや、自社の立ち位置などが分かったことで、今後の展開について方向性が見えました。
ありがとうございました。
聞き手・文：アトリエmeica 飯田 めいか
調理師学校教員歴10年、和洋中3種の専門調理師（教員）免許を所持。
世界35ヶ国を390日かけて巡り世界中の食を体感した目線から、現在は県の農産物の公式アンバサダーを務めるなど、PRや商品開発、販路開拓に携わっている。
CANVAS 広報・メディア部門 パートナー。
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第４回は『natural kitchen SAL×(株)大丸松坂屋百貨店 バイヤー 渡邉氏』です。
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